ブログBlog
  • 2016.09.03

    実践するのは5人に1人。継続するのは25人に1人だけ。人生を本気で変えるヒケツとは??

    LINE@でも先日書きましたが、セミナーで症状から抜け出す方法を学んでもその後に継続するのが難しい、とよく聞きます。そうなんです。継続って本当に難しいんですよね…。
    そのことについて、じゃあどうすればいいの?も含めてもう少し説明していきましょう。

    ノウハウを得た後の分岐点

    私たちは何かを得たい、とか、解決したい、と思ったときに、まずは必要な情報を得ようとします。
    昔と違って現在では、情報を得ること自体はそんなには難しくはないのかもしれません。本やweb、講座やセミナー。詳しい人からの生の情報。いろんな手段があります。
    情報が溢れすぎていて何が正しいかわかりにくい場合も時にはありますが、自分の直観というフィルターを通せば、たいていのことについてはちゃんとした情報にたどりつくことができます。
    その結果、求めている状態に近づくための一応のノウハウを得ることがきっとできることでしょう。

    しかし、ここから先は道が分かれていきます。
    欲しい未来や望む状態を得られる人と、そうでない人と。
    うまくいく人と、そうでない人と。

    その違いはなんなのでしょう。
    答えは、「実践」の有無です。

    実は、ノウハウを得たとしてもそのうちのたった2割(5人に1人)しかそれを実践しない、と一般的にいわれます。残りの8割は学んだだけで満足してしまったり、行動がおっくうだったりして実践しないまま終わってしまします。
    僕はたくさんの本を買うのですが、かなりの割合でそれで満足してしまいツンドク状態になってます。机の上に平積みです。あれ、これじゃあそもそもノウハウを得てもいないですね^^;

    なにかを「学ぶ」ことと、それを「実践する」こととは全く異なります。なぜなら、ノウハウは実践してはじめて結果となって現実に影響を与えるからです。
    悲しい事実だけど、学んでやり方を知っているだけでは何も変わりません。水泳の本をいくら読んでもプールや海で泳げるようにはなりませんよね。ダイエットの本を読んだだけで痩せた人の話は聞いたことがありません。

    さらに大きな分かれ道

    じゃあ、仮にちょっと「実践」してみたとします。
    でも、実は、ここにもさらに大きな分かれ道があるのです。

    それは、「実践を継続」するかどうか。

    人生を大きく変化させていくのは、単に1回やってみたということではなく、「実践し続けている」ことだけです。
    そりゃそうですよね。
    水泳でも、ダイエットでも、英語上達法でも、数回チャレンジしてみたところで大きな変化は現れません。継続して実践することで、はじめて大きな効果が得られます。そして、人生が大きく変わっていくのです。

    この「継続」状態まで進む人はどのくらいいるのか?

    学んだことを試しに実践する人が全体の2割だとして、そのうちのやはり2割の人だけが、実践を「継続」するといわれています。
    つまり、全体の4%だけが、学んだことをやり続けるのです。
    ノウハウを実践し続け、現実の人生を大きく変えていくことができるのは、25人に1人だけ。

    う~ん、なんとも厳しい数字ですね 涙

    でも、なんです。

    逆に言うと、継続のチカラさえあれば、この「25人に1人」になれちゃうんです。ここには特別の才能は必要ありません。
    ボトルネックは継続力にあるんです。
    ここさえ突破すればいいんです。

    じゃあ、どうやったら継続できるの??

    って思いますよね。

    継続のための4つの方法をここではお伝えしましょう。

    継続のための4つのヒケツ

    ①「イマスグ・ゲキテキ・カンペキ」を求めない

    イマスグに効果を得たい。ゲキテキな変化が欲しい。カンペキな結果が出なきゃイヤ、って思ってしまうことってありますよね。
    正直なところ、僕自身、こう考えがちな傾向があります。

    対人場面の不安や恐怖に関する悩みに陥っている場合は、そもそも柔軟な思考ができにくくなっているので、より一層このような極端な考えにはまりこみがちです。

    以前もブログで書きましたが、「イマスグ・ゲキテキ・カンペキに治らなきゃイヤ」という考え方は、治るチャンスを遠ざけてしまう本当に危険な思考です。
    一日や一週間で症状ががらっとなくなってしまうことはありません。症状のことだけではなく、ダイエットでも英語習得でもなんでもそうですよね。ごく短期間でカンペキに上達することはありえません。

    80キロの体重の人が70キロに痩せたいと思ったとき、最初の一歩はあくまで79キロなのです。次に78キロ、77キロ…。この途中のプロセスはイヤといっていては、70キロに到達することは間違いなく不可能です。

    実は症状改善とは、「イマスグ・ゲキテキ・カンペキ」思考から抜け出すプロセスともいえるのです。

    このために有力なツールが皆さんによくお伝えしている「スケーリング」です。詳細な説明は省略しますが、「できてる/できてない」「治った/治らない」ではなく、その間には無数のいろんな状態があります。いまどの状態なのか、どの部分がよくなったのか、を客観的に測ってあげるのです。
    ダイエットも、体重計で現状を客観的に測定するからこそ、取り組みやすくなりますよね。

    ②ルーティン化する

    継続力は習慣力といってもいいでしょう。
    大切なのは気合や根性ではありません。それだとすぐに疲れちゃって長続きしませんよね。

    それほど労力なく、ごく自然にその行動をとることができるようになる。
    この状態をいかにつくるかがポイントです。イチローはじめアスリートの例をだすまでもなく、ルーティンは強力なツールです。

    なにかやるべき行動をきめたら、その行動をするためのさらにきっかけになるようなアクション(きっかけ行動)を決めておくことをおススメします。

    例えば、朝起きたら気分を切り替える音楽をまずは流す、6時になったら坐禅用のクッションに座る、鏡をみたら口角を上げて微笑んでみる、電車にのったら本を取り出す。お風呂に浸かったら今日のよかった出来事のことを思い出し始める、パジャマに着替えたらストレッチをしはじめる。

    どんなことでも構いません。
    「さて何を実践しようかな」。この思考自体がエネルギーを要しますし、いろんな誘惑に流されるスキを与えかねません。

    行動をルーティンにしてみる。精緻なやり方は個人プログラムやグループプログラムでお伝えしていますが、試しになにかチャレンジしてみてください。

    ③10秒だけやってみる

    やるべき行動は決めたとしても、いまいちおっくうだったりやる気が出ない時ってありますよね。こんな時、「やる気スイッチ」があったらなあって思うこともあるかもしれません。

    驚かないでください。実はやる気スイッチってあるんです。

    どこに?

    脳内です。大脳半球のそれぞれに側坐核と呼ばれる場所があります。どうやらここがやる気スイッチの役割も果たしているらしい、と言われています。

    じゃあどうやったらこのスイッチをオンにすることができるの?

    「やりはじめてみる」ことです。やりはじめてみることで側坐核が刺激され、どんどんやる気が高まってきます。

    「やる気がでたからやる」のではなく、「やりはじめたから、やる気がでる」のです。
    なので、やろうと思っていることについて、最初の10秒だけ、とりあえず着手してみましょう。10秒でいいですから。
    きっと気持ちが変化するはずです。

    ④バディ(仲間)効果を使う

    僕が特におススメしたいのはこれです。
    一人でやるのはなんだかんだいって時にはしんどいです。ですが、仲間(バディ)がいることで継続しやすくなります。エクササイズやダイエットに関する研究では、一緒に取り組むトレーナーや仲間がいた方が、運動の継続やダイエットに効果があることもわかっています。

    以前ブログで皆さんに紹介したふうこさんも、セミナーでペアを組んだ仲間がいたからこそ、その場で学んだことを実践し続けることができた(その結果ずいぶんと症状改善)とおっしゃっていました。

    当オフィスで個人の継続プログラムグループプログラム(Taijin塾)をやっている理由、そして効果をあげている要因の一つはここにあります。コーチや仲間と応援しあいながら、段階的に実践を重ねていく。そのことで、「25人のうちの1人」になることができるのです。

    実は、僕自身、本当に実現したいことや解決したいことについては、自分以外のコーチに継続的にかかわってもらい、応援してもらっています。
    伴走してくれる存在がいるって、ものすごいパワーをもつんですよね。

    ここにあげた4つ以外にもいろいろと書ききれないくらい実践継続のためのポイントはあります。継続力や習慣力に関する書籍も本屋にいくと山のようにありますしね。そんなものもぜひ参考にしてみてください。

    症状から抜け出すための正しい方法をお伝えすることはできます。
    でも、ノウハウだけでは人生は変わらないのです。
    一歩ずつでいいのです。これまでとはちょっとだけ違う方向に向かって、歩き続けましょう。もしくは、一緒に歩いていきましょう。
    症状にとらわれない、自由な毎日が待っています。
    皆さんのことを応援しています。

Copyright (C) Kizkey. All Rights Reserved.