-
「あれから脇見恐怖と視線恐怖がなくなって快調です。おかげで大学は辞めずに通えていて、生きてることが楽しくなってきました」
との電話をサポートしていた大学生から先日もらいました。
こういう連絡は嬉しいものです。あまりに脇見恐怖が辛いので、学校を辞めようと真剣に悩んでいた大学1年生。
授業中はもとより、学校にいくまでの道のりもろくに顔を上げることもできなかった。
高校から発症し、大学にいけば何かが変わるかもと期待していただけに、大学でも症状が出続けたことにショックが大きかったそうです。彼の場合は数回かけて、主に視線の向け方をトレーニングを中心にワークをしていきました。
症状から自由になって生きる喜びを取り戻すって素晴らしいことですよね。彼の場合もそうなのですが、視線に関して脇見恐怖症の方が間違って努力していることがあります。
「なんとか脇見しないようにしよう」
これは間違いなんです。
ここのところを誤解してしまうと、脇見しないようにいろいろ試行錯誤して、皮肉なことに症状がますます悪化していきます。そうはいっても、なかなか「脇見してもOK」とは思えないのも事実。
なので、この誤解から抜け出すため、脇見もしてもOKという視線の向け方トレーニングをします。その上で、その姿をビデオに撮ってチェックしたり、必要に応じて一緒に街中に出るワークなどもします。
また、脇見することに対してアタマでは理解できたとしても、たいていの場合、ココロやカラダが緊張し拒絶反応を起こします。それに対して、海外で役者たちが導入しているメソッドなども活用しながら緊張をゆるめるトレーニングしていきます。
なおかつ課題(そんなに難しいものではないですが)にも毎日取り組んでもらう。そうして脇見・視線恐怖から徐々に抜け出していくのです。
ほかにもみんなどうやって症状の苦しみから抜け出しているのか。
定期的に開いているミニセミナーや初回の方向けカウンセリングなどで事例とともにお話ししていますよ。