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  • 2017.08.10

    「脇見恐怖症は今はもうゼロになりました。”ぜったいよくなる”ってみんなに伝えたいです」高校生インタビュー

    高校生のみかさん。
    中学生の頃から脇見恐怖症に悩んでました。

    黒板も見れないし、学校に行けなくなってしまったことも、「死にたい」とまで考えていたこともあります。

    でも今は、

    考え方を柔軟にするワークや視線の向け方トレーニング、ビデオフィードバック、自分のミライを描くワークなどで脇見恐怖を乗り越え、「症状がゼロになりました」とのこと。

    そんなみかさんのインタビューです。
    音声での直接のメッセージですが、文字起こししたものもあわせて記しておきますね。

    そして、

    みかさんは、自分のツラかった経験を踏まえ、音楽活動を通じてみんなに「大丈夫だよ」と伝えていきたいそう。
    実は8月26日のワークショップで、同じ症状に悩む人向けにつくってくれたオリジナル曲を披露してくれます。

    よかったら、聴きにきてください。
    勇気をもらえるし、症状軽減のポイントも教えてもらえるかも。
    それに、たくさんの人が曲を聴いてくれることでみかさんを応援することにもなりますしね。

    みんなで応援し合うって、素敵なことですよね。

    (それではあらためましてみかさん、こんにちは。みかさんは、これまでどんなことに悩んでいたんでしょう。)

    そうですね、主に脇見恐怖症だったり、ちょっと対人恐怖症だったり。

    (いま高校生だけど、いつぐらいから悩み始めていたのでしょう)

    中学入って入学してすぐの頃に、最初は他者視線恐怖症で悩んでいて、相手の視線が気になっていたのですが、だんだん自分の視線が相手を傷つけているのではと思うようになってしまい、それからずっと悩むようになってしまいました。
    学校いる時とか、帰り道とかずっと症状が気になるようになってしまって。

    (どんなことがツラかったですか)

    教室で人と向かい合った席に座るのがすごく苦手で、ずっと周りを気にしちゃうので、黒板がとれない。黒板とれないとどうしても授業の内容が頭に入らないので困りました。
    あと、給食やお弁当も苦手で、食べている最中にどこに視線を向けたらいいのかわからなくなってしまったんです。
    こういったことがツラくて途中で学校に行けなくなってしまい、中1の途中から中3まで自宅にいるか別室登校をしていました。またそのことで人と関わらなくなってしまい、より一層人に対して過度に緊張するようになってしまって。

    (高校はどうでしたか)

    高校入って最初の1か月くらいはいい感じだったのですが、やがて疲れてしまい、どん底になってしまって。学校への通学の電車も、前向いても横向いても人がいるし、一度家を出たらまた家に帰るまでほっとすることがない感じでした。
    もうぐったりというか気が滅入りました。

    (一緒に個人プログラムに取り組んでどうでしたか)

    セミナーや個人プログラムの回数を重ねるうちに、自分のやりたいことが明確になっていき、それを達成していく感じがあり、とても助けてもらいました。
    脇見恐怖症も気にならなくなって、黒板見ようと思ったら普通に見れるようにもなりました。

    (どんな考え方の変化とかあったのでしょう)

    みんなそれぞれ自分のことで精いっぱいで、相手のことまではそんなに気にしていないんだと思えるようになったり、教えてもらった「あとで考えよう」と思うようにし続けました。また、症状にはまると呼吸が浅くなってしまうことが多いので深呼吸をしたりとか、こういったことを繰り返し行っていったらかなりラクになっていきました。
    あと、ビデオワーク(視線の向け方ワーク&ビデオフィードバック)で自分の姿をビデオでみたら「あれ、ぜんぜん普通」みたいな。自分が頭で想像していたイメージとぜんぜん違ってました。

    (いまは症状のつらさはどのくらいですか)

    一番ひどかったときが10段階の10だとすると、今はもう「ゼロ」です。どん底だったあの時の自分に対して「ぜったい大丈夫だよ」って声をかけてあげたいです。

    (これからどんな人生を歩んでいきたいですか)

    ツラい経験するといい人生になるって私は確信していて、こういう経験があるからこそあとでいい経験もできると考えるようにしているんです。ツラい経験をしたからこそ、人のために何かできたらいいなと思っています。

    (たとえば音楽活動とかね)

    そうなんです。
    「大丈夫だよ」というのを音楽活動を通じてメッセージとしてみんなに伝えていきたいです。同じ悩みで苦しんでいる人や、些細な悩みがある人などがココロ休まるような音楽を伝えることができたらとても嬉しいです。

    (ミライの自分を描くワークを一緒にしたけど、どうでしたか)

    ミライの自分を想像するとすごく楽しかったです。
    ミライの自分からは「今悩んでいることは一生悩むことではないかもしれないし、きっとうまくいくから、だからゆっくり歩いてきていいよ」というようなアドバイスを自分にしました。そうしたら安心しました。

    (脇見恐怖症など同じ症状で悩む人たちにどんなメッセージを伝えたいですか)

    私もこれまで何回もどん底に落ちて、その時はすごくツラくて、どうしても「死にたいな」とまで思ったこともありました。なので、「絶対よくなる」というのを伝えたいです。実際私もよくなっているので「絶対大丈夫」だって言ってあげたい。
    あと、自分のペースで進んでも大丈夫だというのも伝えたいです。無理して周りにあわせると疲れてツラくなちゃうし、自分を一番大切にしてあげていいんじゃないかと思います。
    好きなもの食べたり、好きな服着たり、好きな音楽聴いたり、自分のまわりを「好き」であふれさせてみたりするのもすごくいいと思います。そうすることでだんだん自由になってきたりすることもあると思います。

    (みかさんはちなみにどのくらいの期間で脇見恐怖症がよくなってきたんでしたっけ)

    症状がよくなるまでに一年はかかってないですね。半年から一年の間くらい。かなり短い期間で良くなることができました。

    (症状で悩む人たちにオリジナル曲をつくって今度のワークショップで披露してくださるんですよね)

    はい。メロディーと歌詞はぜんぶ完成しました。あとイントロなどを構成中です。自分ではいい曲ができたんじゃないかと思っています。
    自分のことや人のことを想いながら曲をつくっているととても楽しいです。好きなことをするって楽しいですね。

    (インタビューありがとう。きっとみんなにメッセージが届くと思いますよ)

     


    実際どんなワークに取り組んだの?などご質問がありましたらお気軽にお問合せください。

    ▼みかさんが曲を披露してくれる講座
    脇見恐怖症、視線恐怖症、対人恐怖症を軽減させるためのマインドフルネス&コミュニケーショントレーニング半日ワークショップ 2017/8/26(土) 13:00~17:30


     

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