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  • 2016.04.01

    「失敗を楽しむ」マインドで、対人恐怖からの解放を

    あなたは自分の「失敗」や「間違い」を気にしすぎてしまう傾向がありますか?

    僕は結構気にしてしまう方かもしれません。

    これまでも何度かお伝えしましたが、対人恐怖、視線恐怖・脇見恐怖、社交不安などが持続してしまうそのベースには、「失敗」(特に、人前での失敗)を過度に恐れてしまうマインドがあります。他者からの否定的評価への恐れや不安が症状を維持させてしまっているのです。

    失敗を楽しめるようになったらいいですよね。きっと症状の苦しみから解放されますよ。

     

    ところで、僕は最近新しいことにチャレンジをはじめてみました。

    最近出会った若い人が自分のペースでいろんなことにチャレンジしている姿を見て、僕も何かやってみようと勇気をもらったんです。
    その人、「特に初対面の人と接するのが苦手で…」とかいいながらも、外国でのシェアハウス暮らしに挑戦してみたりしてるんです。素晴らしいなあ。

    さて、僕が取り組んでみたのはインプロ(即興劇)と演劇の勉強。

    勉強といっても、ごく初歩的なものです。とはいえ、これまで何の経験もないことだし、こんな年齢だし(僕はもう40歳代なのです(涙))…と、ものすごくためらったのです。

    ですが、せっかくなので思い切って飛び込んでみました。

    これが、すごく為になるんです。

    特に、インプロ。

    インプロでは、台本がなく、その場で相手とリアルタイムにコミュニケーションをとりながら自由に表現していきます。

    「正解」がないんですよね。

    なので、本来は何をやってもいい。

    それなのに、多くの人は、心のどこかで「うまくやらなきゃ」とか「へんなふうに思われちゃうんじゃないか」とかブレーキをかけてしまうのだそうです。僕はこの傾向がまだ強いかも。

    だから、僕が通っているクラスの先生は、「失敗」や「間違い」を楽しむためのワークをまず先にやるんです。そして、成功/失敗を気にせずに自由に表現していいんだよ、というマインドをつくっていきます。

    このワーク、ワークというかゲームなのですが、これがすごく楽しいし、知らず知らずのうちに失敗を楽しむマインドが出来上がっていくんですよね。

     

    対人恐怖症、視線恐怖・脇見恐怖症、社交不安などの方々にとっても、「失敗」や「間違い」を楽しむマインドってとても大切だと思います。

    失敗を過度に恐れるから苦しいんです。

    予期不安だってでてきます。

    自分が失敗してないかどうかを常に脳が全力でチェックし続けます。

    自分が失敗した(と勝手に自分が思いこんでいる)証拠を過大解釈します。

    失敗が怖いから行動がどんどん狭まります。

    そして、「成功」(もしくは、「失敗」しても別にどうってことはない)を経験する機会が失われていきます。

    そしてますます失敗を恐れる気持ちが強固なものとなっていきます。

    こんな悪循環にはまり込んでしまっていたら、要注意。

     

    でも、ご安心ください。

    失敗を恐れるマインドは、自分でつくりあげたものです。

    ってことは、自分でそのマインドを書き換えることもできるのです。

    実際、インプロのワークはそれを目指していますし、効果もあげています。

     

    失敗を楽しむマインドをつくるためのワーク、Taijin塾(第1期は4/16からスタートです)でも導入します。楽しくゲームをしながら、少しずつ、失敗への恐れを減らしていきます。

    いきなりインプロのクラスに参加するのは抵抗あるかもしれません。

    でも、周りの人たちがすべて仲間という安心の場だったらきっと大丈夫。

    「失敗しちゃったー(あはは)」

    って思えたら、本当にラクになっていきますよ。

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