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突然ですが、
「知っている」「できる」「やっている」の違いって、何でしょうか?
この言葉の違いが人生を左右するんだって、僕はコーチングの師匠から繰り返し教わりました。そのことをシェアしたいと思います。まずは、「知っている」
これは知識として何かを「知っている」ということです。
本で読んだのかもしれないし、人から聞いたのかもしれません。情報としての知識が脳の中に貯蔵されている、という状態です。次に、「できる」
知識として「知ってる」状態から一歩進み、やろうと思ったらそれをすることができる、というものです。そして、「やっている」
これは、知っているし、やろうと思えばできる、ということからさらに進み、常日頃からそれをやっている。つまり実践している状態です。僕が師匠から言われ続けたのはこうです。
私たちは、いろんなことを知識として「知って」いるし、やろうと思えば「できる」かもしれない。でも、私たちの人生を変えるのは、「やっている」ことだけだ。
確かにそうなんですよねぇ。
早起きの仕方を知っている、ダイエット方法を知っている、何かのトレーニング方法もやろうと思えばできる。
でも、それだけでは人生は何も変わらないのです。
継続的にやっている、実践していることだけが人生を具体的に変えていくことができるのです。年を重ねていくにつれ、知っていること、できることは増えていきます。
「あ、それ知っているよ」とか「そんなのやろうと思えばできるよ」といったものがたくさん出てきます。でも、それだけでは具体的な変化は何も生まれません。知っていること、できることは数少なかったとしても、そのことを「やっている」人は、自分の人生を実際に豊かにしていくことができるのです。
ここで「やっている」状態にするコツの一つを紹介しましょう。
「テキトーにやる」、です。
「適当」ではなく「テキトー」です(笑)
対人恐怖症、視線・脇見恐怖、社交不安などの方に多く共通するといわれているのが、カンペキ主義的なものの考え方。できるだけよい状態を目指そうというよりも、ほんのちょっとした「失敗」すら恐れるという意味でのカンペキ主義、だといわれています。
カンペキ主義にはまりこんでしまうと、「うまくいかない可能性があるくらいなら最初からやらない」とか「すぐに(求めるカンペキな)結果がでないからもうやめた」「1回サボってしまった…。ダメな自分。もうどうにでもなれ」などとなりかねません。
こういった考え方って、以前も書きましたが(「治るチャンスを自ら遠ざける4つのキケンな考え方」)、症状が治るものも治らなくなちゃいますよね。なので、「テキトー」に取り組んでみましょう。
すぐにカンペキな結果を出そうとせず、ぼちぼちとマイペースにやり続けてみてください。
そうすることで、人生に変化が現れてくるはずです。まあこんなことを言いつつ、僕もまだまだなんですけどね。
ぜひ、やってみたいしできそうなものから、あせらず「テキトー」に実践していきましょう。