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こんにちは。
今日のクライエントさんからこんな質問がありました。「相手と話しているときに頑張ってずっと目を見続けようとするのですが、途中で疲れてしまいはずしてしまいます。
どうしたらずっと目を合わせ続けられますか?」視線恐怖症、脇見恐怖症でお悩みの社会人男性です。
苦手なことを克服しようと、日々チャレンジしているその姿勢、素晴らしいですよね。「目を合わせ続けなければならない」
と考えているクライエントさん、けっこうたくさんいらっしゃいます。
でも、実はそんなことはないんですよ。
目をじっと合わせ続けると、見てる方も、見られている方も、お互い疲れてしまいます。ためしに、犬や猫の目をじっと見続けてみてください。
どうなるでしょう?顔をそむけられたり、下手をすると、自分への威嚇だとみなされて、吠えられたり唸られたりしっぽを立てられたりします。
じっと見つめられるって、相手にとって結構プレッシャーになるんですよね。しかも、これが会話の途中だとどうなるでしょう。
相手から質問を投げかけられて考え事をしているときに、横で「じぃー」っと見つめられると、落ち着いて考えることもできなくなってしまいますよね。なので、
「目をずっと合わせ続ける必要はない」
のです。「目を合わせ続けなけばならない」
と考えると苦しいですしね。節目節目でしっかりと相手を見てあげて、
「私はあなたの話をちゃんと聞いていますよ」
と表明してあげる。そしてむしろ、大切なのは、
「うんうん」
「なるほど」
「そうなんですねえ」といったあいづちをしっかりうってください。
あいづちがないと、相手はこの話を続けていいのかなって、無意識に感じてしまいますし、あいづちがあると、相手は会話にどんどんのってきます。
たいていの場合、あいづちはあなたが考えているよりも数倍おおげさにうって、ちょうどいいくらいだと思いますよ。頑張ってじぃーっと目を見つめられるのだけれどもあいづちが少ないって、結構相手にとってはプレッシャーになるんです。
コミュニケーションの仕方って、残念ながら学校ではちゃんと教わる機会がないですよね。社会に出るとなおさら学ぶ機会なんてありません。
視線の向け方やあいづちの打ち方など、コミュニケーションをぐっとよくするスキルについて、当オフィスでは個人セッションの他にも、ワークショップやグループログラムなどでお伝えしています。
劇的にコミュニケーションの質が変化しますよ。
ご関心ある方はお問合せください。