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どうしても自分を責めたくなっちゃうときって、ありますよね。
うまくいっていないとき、
失敗してしまったとき、
回避してしまったとき、
やるべきことを先延ばししてしまってるとき、
人生うまくいっている人と自分を比べたとき。そんなとき、ついつい自分を責めちゃうかもしれません。
「自分を責めないで」
病院やカウンセリング、あるいは自己啓発書などでこういったアドバイスをされたり、見かけることってあるかもしれません。
このアドバイス、僕も賛成です。だって、対人恐怖症、視線恐怖症・脇見恐怖症や社会不安障害などの悩み苦しみを抱えた現状の中で、十分に、一生懸命に、すでに頑張ってますもん。
自分を責める必要なんてそもそもないし、責めてしまっては頑張ってる自分がかわいそうです。ですが、ここで一つ気を付けてほしいことがあります。
自分を責めない。
このアドバイスを守ろうとして、自分に対してこんな言葉がけをすることってないでしょうか。
「なんで私はこうやって自分を責めてばっかりなんだ!」
「ああ、また自分を責めてしまっている。これじゃダメなのに。。。」真面目な人ほどこの傾向があるかもしれません。
僕のクライアントさんにもこういった方はとても多くいらっしゃいます。でもこれって、結局自分を責めちゃってますよね(笑)
「自分を責めちゃう自分」をさらに責めちゃってる。じゃあどうするの??
ここで、
「そんなふうに自分を責めちゃっている自分を責めちゃダメ!」
ってなると、延々と自分を責めちゃうことの繰り返し。なので、
自分を責めたくなってしまったら、まず、「ああそうなんだ。責めたくなっちゃう気分なんだな。まあしょうがないよね。まいっか。」
と、自分を責めずにはいられない気持ちそのものを、やさしく受け止めてあげましょう。
感情は「かまってちゃん」です。
その気持ちを無視したり、抑圧しようとすると「気づいてよー」とばかりに、より大きくなってきます。もしくは、別の形で認めてもらおうとするかもしれません。例えば無性に何かを食べたくなったり、何か別のものにあたりたくなったり。
でも、ちゃんとその感情に気づいて認めてあげれば、納得し、やがて変化していきます。
自分を責めない。
そのためにすることは、自分を責めちゃダメ!と自分を律するよりも、責めたい気持ちをちゃんとやさしく受け止めてあげること。
その上で、
「次はどうしたらいいかな?」
「今の自分にできることって何だろう?」
「他のやり方はないだろうか?」
「本当はどうしたい?」というような問いかけを自分にしてみる。
そんなことをおススメします。