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対人恐怖症、視線恐怖症、脇見恐怖症など対人場面の悩みを抱えていると、人と関わるとき、自分自身のことでいっぱいいっぱいになってしまうことって多いかもしれません。
ちゃんとうまくふるまえているか?
相手からどう思われちゃうんだろうか?
こんな質問を投げかけたら場がしらけちゃうだろうか?
などなど。自分自身に過度に意識を向けすぎちゃってる状態です。
しかも、「私は対人場面が苦手だ」とか「私は視線恐怖症だ」といったバイアスがかかった上で自分に関する情報収集をするため、ネガティブな側面(やっぱりうまくふるまえていない!など)が実際以上に大きく見えてしまいます。
すると、その結果、緊張や不安はますます高まってしまう。そんな悪循環に陥ってしまうことって、よくあることだと思います。
これって、神経つかって疲れ果てちゃいますよね。
それになにより、人と接しているのに自分にしか関心が向いていないって、相手に対して失礼なことでもありますよね。じゃあどうすればいいか。
意識の向け先を自分の内側から外側に少しづつ向けるようにしてみましょう。
そのやり方として、以前ブログでかいたように、耳をはじめ五感をつかって相手のメッセージをしっかりと聴き取る。これも一つの方法ですし、良好なコミュニケーションの上でも大切ですよね。
と同時に、さらにもう一つ試してほしい方法があります。
「相手を観察」してみるのです。
どんな服を着ているのか?
何色のネクタイをしているのか?
相手の髪型は?顔色は?
手にはどんなものを持っている?相手に関心をもって観察してみてください。
これによって、意識が自分の内側から外側に、少し向けることができます。
そのことでネガティブなマインドを一瞬リセットすることができます。
相手に関心を持つことにもつながります。
もし相手が素敵なシャツを着ていたり髪型が似合っていたとしたら、そのまま素直にそのことを口に出してあげると、相手との関係性もよりよいものとなりますよ。明日から職場で、学校で、家庭で、ためしてみてください。