脇見恐怖症は治る?
改善方法は?How to improve

脇見恐怖症の方が一番気になるのは「この症状は治るのか」ということではないでしょうか?
大丈夫です。脇丈恐怖症は治るのか、そして具体的な改善方法について解説していきます。

安心してください。脇見恐怖症や視線恐怖症は克服可能な症状です。

私自身の体験(長年苦しんだ経験を有しています)からも、当オフィスのプログラムを卒業した方々をたくさん見てきたことからも、断言できます。症状の重さに関わらず、脇見恐怖症の症状から抜け出していくことはできるのです。 だから、希望をもってくださいね。

一般的に、脇見恐怖症の症状で悩み始めてから年数が浅いほど早く克服できます。なぜなら、前述したネガティブなループ(神経回路のクセ付け)がまだ弱いから。だから可能なのであれば悩み始めの学生さんのうちに改善に取り組めたらベストです。

とは言え、当オフィスのクライアントさんの半数は脇見恐怖症で悩んでる期間が10年以上です。20年、30年この症状とつきあっている方もいらっしゃいますが、それでも克服できています。何歳からでも改善可能です。ループをゆるめていけばいいのです。

この症状で悩んでいるということは、生き方やものの考え方に関して人生からメッセージが届いているということでもあります。

例えば「人からの評価ばかり気にせずにもっと自由に生きようよ」とか「もっとチカラを抜いて生きていいんだよ」、「自分をそんなに責めなくてもいいんだよ」、「人生や世の中のすばらしさをもっと味わったらいいよ」など。

だからこそ、これを乗り越えた時はもっと自由に&ラクに生きられるようになります。

脇見恐怖症の症状に悩む前の状態に戻るのではなく、悩む前よりももっと幸せになることができるのです。症状はそのための必要なプロセスと言えるのではないでしょうか。

では、どのようにして脇見恐怖症の症状を治すのか?ここからはそれを解説していきます。

脇見恐怖症の症状を改善するイメージ

脇見恐怖症で悩んでいる方々がはまりがちなワナとして、症状を「イマスグ、ゲキテキ、カンペキ」に良くしてくれる手っ取り早い方法を見つけようと焦ってしまうこと。

率直に言うと、残念ながらそんなものはありません。 「これさえすればただちに脇見恐怖症の症状が気にならなくなる」という方法を求めてネットの掲示板やSNSなどの情報を探し続けてもそのようなものは見つからず、その結果、「どうせ何をしたって治らない」「自分みたいな重症なケースは一生このままなんだ」と早まって結論を出してしまう。
こういった方もよくいらっしゃいますが、それはあまりにもったいないです。

人間は多面的で全体的(ホリスティック)な存在です。

「多面的で全体的」とはどういうことか、例として健康に良い食べ物のことを考えてみてください。あの食べ物がいい、この栄養素が重要、などと色んなことが言われ、たくさんのブームがやってきます。ですが、健康に良いと言われているもの一つだけを食べ続けたらどうなるでしょうか?

具合が悪くなるだけで健康になんてなりませんよね。何事もバランスが大切ですし、トータルで考える必要があります。

当オフィスの改善方法は、人間をホリスティックにとらえ、多面的にアプローチしていきます。

そうすることで「他者からの否定的な評価を受けることへの恐れ」から生じたネガティブなループをゆるめるとともに、ポジティブなループを回していくことができるのです。脇見恐怖症に対する本質的なアプローチ、とも言えます。

脇見恐怖症や視線恐怖症の症状改善のために実際に当オフィスで行っているのは次のようなことです。

脇見恐怖症の改善方法

POINT1「わたし」の3つの側面を
同時にゆるめる

まずは「わたし」全体をゆるめるところから。「わたし(=自分)」は、「アタマ」「ココロ」「カラダ」が相互に影響し合いながら成立しています。脳だけでも心だけでも身体だけでもないし、どれか一つだけが一番大事なわけでもない。ポジティブにもネガティブにも、スパイラル的に影響を及ぼし合っています。なので、この3つの側面すべてを同時にゆるめてあげる必要があります。

それぞれについて具体的に説明すると、

  • A アタマ

    症状は気にしないようにするほどに気になっていきます。その部位の神経回路が発達してしまうからです。ですので、クセ付けされた脳の神経回路をゆるめる必要があります。
    そのためには認知のメカニズムを知るとともに(バイアスをかけて世の中を見ていることなど)、認知の誤解を解いていきます。

    また、視線に関しても妙なクセ付けを脳がしてしまっているので、その誤解を解き、もっと楽な視線の向け方のトレーニングをします。思考方法を柔軟にしたり、ネガティブだけではなくポジティブな出来事や側面にも意識を向ける神経回路をつくるためのワークなども行っていきます。呼吸法や瞑想法(マインドフルネスなど)なども用いながら脳のモード切替についても学んでいきます。

  • B ココロ

    ココロの面では、まずはここまで頑張ってきた自分を癒してあげることがなにより必要です。それとともに、ネガティブ感情を切り替えていく方法なども学びます。

    脇見恐怖症の症状にはまっている状態は、人から否定的に評価されないようにとココロがギュッと防御モードになっています。ですので、イメージングの活用などにより、自分の安心安全スペースをつくっていくことも大切です。その上で、ココロをポジティブなことに向けることも学びます。

    ココロが喜ぶことをしたり、他者の評価ではなく自分の価値観(自分軸)に沿って自由に生きることを選択していく。そんなワークも効果的です。

  • C カラダ

    3つの側面の中では、カラダのゆるめも大切です。むしろ実際のワークではカラダをゆるめるところから先に入ります。

    脇見恐怖症の方は自分を守ろうと常に防御モードを続けているので、気づかないうちにかなり緊張が溜まってしまっています。呼吸法や瞑想法などを用いながら、無意識にクセづいてしまっている防御モードを少しづつゆるめていきます。

    脇見恐怖症の症状の特徴として意識がギュッと狭まってしまっているので、カラダのワークを通じて意識を外側に拡げていく練習もしていきます。それが自意識をゆるめることにもつながっていきます。

POINT2行動・生活習慣の
バージョンアップ

「わたし」を全体的にゆるめつつ、「行動・生活習慣」のバージョンアップも図っていきます。

なぜなら、「わたし」(アタマ・ココロ・カラダ)は日々の行動や生活習慣の影響を受けているからです。脇見恐怖症改善のための生活リズムや食習慣にバージョンアップし、定着させていくことも大切です。

その際、情報との付き合い方もポイントになります。自分がネガティブになる情報ばかり取り入れていると心身の状態もネガティブに影響されてしまいます。ポジティブな情報に意識を向け、ココロが喜ぶ行動を意図的に増やしていく。人に善いことをしていく行動習慣なども大切です。

それがアタマ・ココロ・カラダをさらに良い状態にしてくれますし、ポジティブなループを生み出し、ネガティブなビリーフを書き換えてくれます。

POINT3コミュニケーションスキルの
バージョンアップ

「コミュニケーション」に関するスキルのバージョンアップも不可欠です。なぜなら人は人とのつながりで生きていくものだから。

脇見恐怖症の症状にはまると、周りに対して遠慮しがちなコミュニケーションスタイルに無意識のうちに切り替わってしまってます。相手との距離を自分からとっているのです。

ですが、コミュニケーションは相互作用なので、こちらが先に距離をとることでお互いの距離がどんどん離れてしまいます。そのことで「嫌われた」「また嫌われたらどうしよう」という考えが強まってしまうのです。

一方で、だからと言って全員と等しく距離を縮めないといけないわけでもありません。コミュニケーションの誤解を解くとともに、無理なくもっとラクに人と親しくなるためのコミュニケーションスキル(話の聴き方・話し方、目の合わせ方、NOの伝え方など)を練習していきます。

グループワークですと人と関わる楽しさを身体で体感することにもなるので、人への防御モードをゆるめる相乗効果も生まれてきます。

このように、ホリスティックなモデルに基づき、5つの側面(3つのゆるめと2つのライフスキルバージョンアップ)から生き方そのもののバージョンアップをトータルで図っていきます。そして、自分らしい人生を自由に生きていくことを目指していきます。

脇見恐怖症の改善方法

このような方法で改善を図っていくことができるわけですが、残念なのはお医者さまや心理士の方が必ずしも脇見恐怖症のことや改善方法を理解しるわけではないということ。

例え「脇見恐怖症」という呼称を知っていても、その詳細まではご存知ないことが多いようです(もっとも、精神的な悩みの種類は他にも無数にあるのでそれも仕方がないことだと思います)。

当オフィスにはこれまで500人を越える脇見恐怖症の方が相談にお見えになってますが、ほとんどの方が「精神科・心療内科やカウンセリングなどに通ってみたものの理解してもらえなかった」「薬を処方されるだけorカウンセリングで話を聞いてくれるだけで治らなかった」という経験をもっています(学生さんの場合はそもそもどこにも相談できていない方も多いです)。

当オフィスが最後の&唯一の「駆け込み寺」のような存在になってるのが現状です。なので北海道から沖縄まで日本全国、最も遠い方だと海外から通って来られます。自分の街のクリニックなどでもっと気軽に相談できたら本当はいいのに…と思ってしまいます。

ちなみにこの点は海外でも同じようで、ヨーロッパの方から「世界中調べたけど、あなたのところしか専門的に脇見恐怖症の症状を扱っているところがなかった。日本以外でもワークを提供してもらえないか」とご相談を受けることもあります。まだ海外でのワークは実現できていませんが、なにかお役立ちできたらなとは思っています。

脇見恐怖症のカウンセリングオフィス

このように、ホリスティックなモデルに基づき、5つの側面(3つのゆるめと2つのライフスキルバージョンアップ)から生き方そのもののバージョンアップをトータルで図っていきます。そして、自分らしい人生を自由に生きていくことを目指していきます。

脇見恐怖症の改善方法

当オフィスのプログラムを受けた脇見恐怖症の方が共通しておっしゃるのが「もっと早くくればよかった」ということ。30代、40代の方は「学生のうちに来ておけばその後の人生が違っただろうなあ」とおっしゃる方もおられます。

確かに学生のうちに脇見恐怖症を改善しておくのに越したことはありません。ですが、何歳からだって遅くはないのです。これから先の自分の人生においては『今日が一番若い日』なのだから。

今脇見恐怖症を改善することで、ここから先の人生が全然違ってきます。

プログラムの卒業生の中には、30代でこれまで脇見恐怖症のせいであきらめていた大学に入りなおした方もいますし、40代で引きこもりを脱してはじめて社会に出れた方もいますし、50代から習い事や親戚付き合いをようやく自由にできるようになった方もいます。本当に素晴らしいことだと思います!

ちなみに、当オフィスに通われていた脇見恐怖症の方の感想や体験談などはblogなどに一部載せていますので、よければお目通しください。きっと希望が湧いてくるはずです。

一人で悩みを抱えるよりは誰かと進んだ方がずっと解決が早いですし、そして楽しいです!

特にグループワークの場合は、同じ脇見恐怖症の悩みを抱える人同士で応援し合いながらチャレンジできるのもまた効果を高めてくれますよ!

脇見恐怖症の症状でお悩みの方は、ぜひ一度こちらからグループワークや個人カウンセリングの詳細をご覧いただければと思います。

一人で悩まず、一緒に脇見恐怖症を改善していきましょう!

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