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  • 2019.08.16

    「人生おわりだと思っていた自分ですら、自分の将来が楽しみと思えるまでになっています」「脇見恐怖症がすごくよくなりました」グループプログラム(12、13期)報告

    当オフィスではグループプログラムを定期的に行っています。
    同じ悩みを抱えた人どうして応援し合いながら症状改善に向けて進んでいく8回の連続講座。
    先月末にその13期目のクラスが修了しました。2019年春開催の12期とあわせてどんな感じだったかをご紹介したいと思います。

    12,13期とも、参加者は全員脇見恐怖症や視線恐怖症など、視線の悩みを抱えた方。いつもながら遠方よりお越しくださる方も多く、北海道・四国から毎週飛行機で飛んでくる方、東北や関西から新幹線で通ってくる方もいらっしゃいました。年代も高校生・大学生から40代の方までと幅広いのもこのグループプログラムの特徴です。

    最初はみなさん緊張しながらいらっしゃいます。次のような感想を書いてくださったり報告してくれた方がいましたが、みんな初回はこんな気持ちなんじゃないでしょうか。

    「最初は緊張しました。また、自分だけ治らなかったらどうしよう、と思ったり、周りの人達は普通に見えて、自分だけなんじゃないかと思ったりしました」
    「グループワークには抵抗があるのでこれまで何回もグループへの申し込みを先延ばししてました。初日にみんなと会ったとき、自分が一番重症でついていけなさそうな気がしたので、辞めた方がいいのかと心配になりました」

    そんな中で、同じ悩みを抱えた仲間どうしで応援し合いながら進んでいきます。
    この症状で悩んでる人って、みんな繊細でやさしい人ばかり。みんな傷ついた経験を持っているから、お互いの悩みや苦しみも心から理解し合える。だから、実際にクラスがはじまると、どんなに最初は緊張している人でも、回数を重ねるごとに心を開いて安心して過ごせるようになっていきます。人と過ごす中でチカラをゆるめて安心してコミュニケーションする経験って、症状を良くしていくためにはとても大切なことなんです。

    そして、クラスを終えるころにはグループに対してこんな感想になっていました(12,13期アンケートより)。

    「グループワークはとても心強くて、諦めそうになったり辛くなったりしても励まし合える仲間でした。」
    「一緒に参加したメンバーから刺激をもらった。みんな悩みを抱えていても楽しんでいるし、行動している。自分も動き出そうと思えた。」
    「視線に悩む方々と気持ちを共有し、お互いに自分の視線はおかしくなんてないということを確認できたのは大変有意義でした。日常生活ではなかなか視線の悩みは理解されにくく、一人で悩みがちであったので、グループワークで当事者同士で話し合えて気持ちが楽になりました」
    「みんなが毎週変化していく姿を見たのがとても大きかった。学んでることを継続すればいいのだと宿題を続ける励みになったから、自分もあきらめずによくなることができました」

    やっぱり、グループのチカラって偉大だなあと思います。

    さて、プログラムとしてはどんなことをしているのかというと、徐々に段階を踏みながら、症状改善に必要な考え方を学ぶとともにワークやエクササイズに取り組んでいきます。
    その大きな方向性は、アタマ・ココロ・カラダをゆるめて脳の神経回路や認知のクセをかえていきつつ、人とよりラクに&親しくつながるためのコミュニケーションスキルを学んでいく、ということ。
    具体的には、マインドフルネスワーク、視線の向け方トレーニング、認知修正ワーク、ネガティブ感情軽減のための呼吸法、自分軸探求ワーク、話の聴き方&話し方トレーニング、自意識をゆるめていくワークなどなど。時には築地や銀座など街中で練習することも。脳の神経回路を書き換えていくためには日々の継続も欠かせないので、宿題にも取り組んでもらいます(そんなに大変じゃないですよー)。

    「楽しく学ぶ」が当オフィスの信念。楽しい感情とセットだからこそ、学びは浸透しやすくなるもの。自然とチカラもゆるんで笑顔で過ごせるようプログラムを構築しています。そういった雰囲気のもとで、人と関わることは安心で楽しいものだということを理屈じゃなく身体知レベルで理解していきます。

    クラスが進んでいくと、電車に乗ってみる、買い物に出てみる、バイトをはじめる、学校や会社に復帰、苦手だった人に話かける、ムリだと思っていた映画館やライブに行ってみる、自動車学校に通いはじめる、そんなチャレンジの話も参加者から出てきます。その話を自分のことのように喜び、チャレンジに敬意を払い、お互い応援しあう。
    クラスのみなさんのそんな姿が本当に美しく素晴らしいなあと毎回感銘を受けます。その姿を見るたびに、僕自身もまたいろんなことにチャレンジしていこう!と勇気をもらっています。クラスのみなさん、本当にありがとう!

    このグループプログラムを通じて僕が伝えたいことは、もちろん症状改善のためのトレーニングもそうなのだけど、一番は「自分らしく自由に生きていいんだよ!」ということ。
    症状のせいで自分自身の行動にどうしても制約をかけてしまうものだけど、少しずつでいいから制約をとっぱらって、それぞれの人生を自由に生きてほしい。そして幸せな人生を味わってほしい。心からそう願っているし、応援しています。

     

    最後に、12&13期の参加者の方からいただいた感想と、「同じ悩みを抱えた人へのメッセージ」を載せますね!希望や勇気が届くと嬉しいです!

    12,13期の参加者主な感想(アンケートより)

    ・電車の移動が気にならなくなった。全ての考え方が変わりました。繊細なのは個性でいいことなんだとわかりました。
    ・クラスで変化したこと
    自分をを責めることが減った
    外に出れることが増えた
    自分に優しくなった
    脇見恐怖症がすごくよくなった
    やってみようと思えるようになった
    自由になりやすくなった
    失敗してもいいやと心から思うようになった
    恐ろしいことが起こっているわけではないと思えるようになった
    ・職場や電車、家族といる時までも、自分の視線が人に不快感を与えていないか不安だったが、参加したことであまり気にならなくなった。本当によかった。
    ・変に思われるから、と自分の行動を制限してきたのですが、それより生きたいように生きる方が大切だと気づきました。
    ・8週間で自分の人生が変わった、というのは決してオーバーな表現ではありません。今後は自分軸を大切にして生きていきます。
    ・何かネガティブなこと(明日の仕事の不安、対人関係での不安など)が頭に浮かんでも、すぐに断ち切れるようになった。脇見を理由に行動に制約をかける場面が減った。自由に生きようという思いが根付いた。
    ・目をみたり脇見やせきばらい等が苦痛でしたが、時間をかけていけばむかしのようにふつうに生活できることがわかりよかった。
    ・むかいあって視線がどうなっているか確認する練習も怖かったけどこのメンバーだからこそできるしいい練習でした。
    ・クラスへ参加したことで、脇見があっても問題ないんだと考え方が切り替わった。今までは脇見しているかどうかということに意識が向いていたので「まいっか」と受け流せるようになった。
    ・視線に悩む方々と気持ちを共有し、お互いに自分の視線はおかしくなんてないということを確認できたのは大変有意義でした。日常生活ではなかなか視線の悩みは理解されにくく、一人で悩みがちであったので、グループワークで当事者同士で話し合えて気持ちが楽になりました。その他、コミュニケーションのコツ、感情の整え方など、今後の人生に活かせるライフハックをたくさん教えていただきました。
    ・私は特別ではなくたくさんの悩んでいる方がいて嬉しい自分がいました。脇見恐怖症はどういう仕組みでそうなるのか、また考え方について改善できることを教えていただいてとても分かりやすかったです。
    ・完璧でないと生きていてはいけないと考えていましたが、加点式で考えることを知って0か100かの思考をゆるめることができそうです。
    ・電車にリラックスして乗ることや、黒板をゆったり見ることができようになってきました。人生を前向きに捉えることができそうです。何があろうとも。
    ・もっと自由にやりたいことをやってもいいのだと思えるようになった。
    ・一緒に参加したメンバーから刺激をもらった。みんな悩みを抱えていても楽しんでいるし、行動している。自分も動き出そうと思えた。
    ・グループの皆さんと出会えたのもよかった。自分だけが異常なんだ、と思っていたけれど、みんなそれぞれ苦しみがあり、でも外からみると普通の人たち。誰しも何かしらかかえて生きていることに気づけた。
    ・今まで前を向いて歩くのが怖かったが、今は少しづつ平気になってきた。話を聴くときに相手の目をみれなかったが、相手がどんな話をいているかイメージして、あいづちをしてあげることで聴きやすくなったし、前よりも内容が頭にはいってきた。
    ・3回目くらいから脇見恐怖症の悩みが消えていきました。これまで20年ほど悩んでいたのはなんだったのかと。学生時代にこのクラスに参加していたらまた違った人生になったんじゃないかと感じます。いまの学生さんが羨ましい(笑)
    ・毎回クラスに参加するたびに、今まで自分が悩んできたことの改善の道の答えを聞けてびっくりしました。
    ・人とすれ違う時や大学の講義中など、脇見をしないように常に下を向いていました。また、そんな自分が大嫌いになり、もう誰とも会いたくないし、外に出たくないと思っていました。そんな中でグループワークを受けていくうちに自分の思い込みやもっと自由に生きていいんだということに気づかされ、人とすれ違う時や電車で移動する際の視線は少しづつ気にならなくなってきました。また、仮に気になってしまっている自分に気づいても「まあいっか」と自分を受け容れ、許せるようになりました。
    ・自己愛、自尊心が高まり、少しのことで思い悩みことがなくなり、受け流すのがうまくなった。将来への希望やそこへ向かう活力が湧いてきた。
    ・両親の発言、行動に一喜一憂しなくなった。
    ・失敗をおそれずにチャレンジすることで自分自身に正直になって心が豊かになると思います。以前は失敗はダメなことだと思っていて、それがよけいに恐怖感につながったんだと思います。参加することで本当はどうしたいのか、やりたいならちょう戦してみようと思うようになりました。今までムダながんばりをしていたと思うので、これからは自分のたえに生きたいです。
    ・人との関わりがすくなくなって、コミュニケーションの取り方がわからなくなっていた。そのため、会話のしかたについての話がとても役に立った。
    ・食事の誘いに対して恐怖や不安を感じなくなった。

    同じ症状で悩んでいる人へのメッセージ(12,13期参加者アンケートより)

    ・人生おわりだと思っていた自分ですら、自分の将来が楽しみと思えるまでになっています。生きていれば絶対いいことあります!
    ・たとえ脇見恐怖症や社交不安になったとしても、人生は終わりではないです!自分の意識次第で世界は変わる。習慣になった考え方や行動をゆっくり変えていくことで辛い日々からよくなっていきます。人生はいくらでもやり直せます!
    ・自分の目つきはおかしい、という思いにとらわれてると人間関係が苦しくなってしまいます。その思いはなかなか消えませんが、いったん勇気を出して前をむいてみてください。それができないならば、グループワークに参加してみてください。グループワークすら怖いかもしれませんが、8週間後には参加してよかったと思えます。
    ・今は辛いかもしれないけど、絶対に良くなるから大丈夫です。悩んでいたらまずkizkeyさんに相談してみてください。必ず変わると思います。
    ・同じ悩みを抱えている人はたくさんいます。自分一人で抱え込まないでください。すぐに症状に改善するわけではありませんが考え方が前向きになります。それだけで気持ちがすごく楽になります。
    ・最初は緊張しました。また、自分だけ治らなかったらどうしよう、と思ったり周りの人達は普通に見えて、自分だけなんじゃないかと思ったりしました。しかし、グループワークはとても心強くて、諦めそうになったり辛くなったりしても励まし合える仲間でした。脳にとって良いことをしてあげたり、自分の心が喜ぶことを選択できるようになって、自分のペースでいいんだと思えるようになりました。
    ・脇見をしてしまう自分に対してイライラしたり、もうこんな自分が嫌だと思ってとても苦痛な日々を送っているかもしれません。ですが、考え方や思い込みを学ぶことによりこの症状は必ずよくなっていきます。どうかあきらめずに自分を大切にして自由にいきていきましょう!
    ・自分が気にするほど周りは自分を気にしていないです!脇見はだれしもしているので正常な状態です。
    ・今の自分が許せなかったりしても、許してあげてください。苦しめているのは自分自身なので、許せなくても「まあいっか」と思ってください。楽しいことを考えましょう!常にポジティブでいてください!
    ・今はそういった思考回路にはまってるから仕方がない。ただ自分を責める、まわりに合わせて自分を失うことはしない方がいい。自分を大事に!生きることは怖くない。自分の生きたいように生きよう!
    ・私は自分の人生をあきらめそうになったけど、あきらめたくない気持ちもありかっとうしていました。ここにはわらをもすがる気持ちで半信半疑もありながら参加しましたが、症状が良い方向へ向かっていると思いました。自分をせめなくていいんだという事をたくさん教えてもらいました。いつからでも自分が行動に移せば変われる勇気がわきました。なので、良くなるから大丈夫だよといってあげたいです。
    ・クラスに参加することで、悩みの共有ができたり、自分自身の考え方や行動に向き合えたことで前向きになれました。人の視線をあまり気にしないようになれました。悩んでいる人も、いつか気にならなくなると思うので、考えすぎずがんばってほしいと思います。
    ・一人で悩んでないでこの教室に参加するべき。おそらく、脇見になったら1人では気づけない真実をたくさん教えてもらえる。完治するかわわからないけれど今後の人生が本当に180°変わったものになると思う。1人で諦めないでください。
    ・治らない、死にたいとか考えているなら、一度じゅこうしてみてください。今よりかは絶対に良くなります。一人でなやんでもおそらく何年も苦しむだけです。
    ・自分の悩みを誰かに話すだけでも、ぐっと気持ちが楽になります。どんなことがあっても、自分の症状を改善することをあきらめないでほしいです。
    ・みんなが毎週変化していく姿を見たのがとても大きかった。学んでることを継続すればいいのだと宿題を続ける励みになったから、自分もあきらめずによくなることができました。

     

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