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最近よくこんなご質問をいただきます。
「脇見恐怖症は高校生・大学生くらいだったらたしかに治るかもしれないけれど、何年も症状をこじらせてしまった場合や重症の場合はもう治らないのではないですか??」
不安になる気持ち、よくわかります。
脇見恐怖症をはじめ神経症は、脳の神経回路のクセ付けの問題です。
高校生・大学生など症状にはまりはじめてから早いほどに、クセ付けがまだ弱いし、ここから脱するのが容易なのも事実です。逆に、こじらせてしまうと、脳へのクセ付けが強まってしまい、深みにはまっていくことも多いです。
(なので早めの相談をすすめています)じゃあ大人は治らないの??
あきらめないでください。
症状にはまってる期間がながかったとしても大丈夫。
脳の神経回路は年齢に関係なく、生まれてから生命を終えるその瞬間まで、つねに変化していきます。
なので、何歳からでも脳のクセ付けを変えてあげることはできるのです。当オフィスには高校生から50代の方まで幅広い世代の方がいらっしゃいます。
30年間脇見恐怖症に悩んでいた方でも症状を克服することができています。つい先日6回のカウンセリング&ワークを終えた30代後半の女性の方と「長年こじらせた人は治らないのでは??」との上記の質問について話をしていたのですが、彼女からメッセージをもらいました。
彼女は学生時代から長年にわたり脇見恐怖症に苦しんできた方。
街中で顔を前に向けて歩くことができなかったり、電車で目をあけられなかったり、人と一緒に食事することが普通にできなかったり、生活している間はずっと症状のことばかり考えてすごく苦しい毎日を送っていました。そんな彼女から同世代の方へのメッセージ。
「私はこれまで重症の脇見恐怖症で20年近く苦しんできました。
でも、数回のワークで劇的に変わることができました。最初は自分も信じられなかったけど、年齢とか、悩んだ年数とかぜんぜん関係ありません。
自分の姿をビデオで見るワークや、視線の向け方を習ううちに、脇見恐怖症に対する考えが180度変わってしまいました。
これまで、とにかく人から避けられているし、症状でまわりに迷惑をかけていると思っていました。
でも、そうではないことがわかったんです。
仮に相手をそわそわさせたとしてもどうしてそうなっちゃうのかが理解できたので、対処できるようになりました。悩んだ年数に関係なく、症状がラクになるのは間違いないです。
私の場合はもうこれ以上この苦しみが続くことや人を避け続ける人生を送るのがイヤで、それでワークを受けてみました。
その結果、今では前を向いて歩けるようになりましたし、人とすれ違うのもできるし、電車で人前に立てるようにもなりました。外で食事をするストレスがなくなったのも私にとってすごく大きいです。いったいこれまで20年悩んだ苦しみは何だったんだろうという感じです。
このまま一人でずっと苦しむのは人生もったいないと思います。
私もずっと苦しんでたし、治るのに年齢は関係ないですよ」
症状のせいで人生ずっと苦しむのはほんとうにもったいないですよね。
いろんなことに制約かかってしまうし。どうかあきらめないでください。
一人で苦しまないでください。心から応援しています。
お気軽にご相談ください。